ラミネーターの選び方
ラミネーターの選び方とお手入れ方法
使用するラミネートフィルムのサイズによって選ぶ
ラミネーターを選ぶ上での最初の基準は加工できるサイズです。
一般的に使用されるラミネーターは、「カードサイズ」、「A4サイズ」、「A3サイズ」の3タイプです。
当店のラミネーターは、カードサイズからA4までの「A4サイズ対応ラミネーター」、カードサイズから最大A3までの
「A3サイズ対応ラミネーター」の2種類となっております。
効率を考えるならA3サイズ対応ラミネーターがオススメ!
名刺やプライスカード、ハガキだけしか加工されない方でも、 A3対応の大きな機種を選ぶ方が多いようです。
その理由は『効率』です。
カードサイズを加工する時に、小さなラミネーターで1枚ずつ加工するのと、 大きなラミネーターで4~5枚まとめて加工をするのでは、処理速度が4~5倍違います。
また、イレギュラーで大きなサイズがあった時も加工できて、何かと用途が広がり便利です。
ラミネートフィルムの厚さ(μ=ミクロン)で選ぶ
ラミネーター選びには加工するフィルムの厚さにも注意が必要です。 フィルムが厚くなると、ラミネート加工に必要な熱量も増えます。 そのため、推奨よりも厚いフィルムを加工すると、熱不足となってしまい、 白っぽくなってしまう事やラミネーターに通らない、通っても途中で止まってしまうといったこともあります。 お使いになるフィルムの厚さに合ったラミネーターの使用をおすすめします。 各フィルムの特長は下記の通りです。
100ミクロン | 150ミクロン | 250ミクロン | 350ミクロン | |
---|---|---|---|---|
厚さ | 0.1mm | 0.15mm | 0.25mm | 0.35mm |
用途 | 最も一般的なフィルムで、最もよく使用されます。 | やや厚めのフィルムで、反りにくく丈夫です。 100ミクロンより耐久性があります。 | 厚く、プラスチック板(下敷き)の様な仕上がりのフィルムです。専用または対応しているラミネーターが必要です。 | 看板、POP、台札(プレート)などに使われることが多く、POPとして、しなりなく自立して見せたい場合におすすめの厚みになります。専用または対応しているラミネーターが必要です。 |
ラミネーターのよくある失敗と原因
原因 / 不具合 | 白く曇る | 波打つ | 気泡が入る | カールする | 巻込む |
---|---|---|---|---|---|
速度が速すぎる | ◯ | ||||
速度が遅すぎる | ◯ | ◯ | |||
温度が高すぎる | ◯ | ◯ | |||
温度が低すぎる | ◯ | ||||
圧力が強すぎる | ◯ | ||||
ローラーの汚れ・キズ | ◯ | ◯ | |||
用紙を正しくセットしてない | ◯ | ◯ |
簡単に出来るラミネーターのお手入れ方法
こまめに清掃を行ってください
ラミネートが終了しましたら、ローラーの簡単な清掃を行ってください。 ローラーが汚れていますと巻き込みの原因となりますので、加工後クリーニングを行って汚れを取り除いてください。 また、古くなった汚れは非常に取りづらくなりますので、できるだけこまめに清掃を行ってください。
ラミネート作業後は、厚紙の空通しでローラーに付着した汚れを取り除いてください。 ※厚紙はカレンダーやカタログ、画用紙またはラミネートフィルムの外箱(パッケージ)でも代用できます。
ローラーの清掃方法
- 専用ラミネータークリーナー紙やポール紙(厚手)を機械に挿入する。 ※ラミネートフィルムの外箱(パッケージ)や画用紙などをご利用の場合は用紙を2つに折り曲げ、 必ず折り目の方からご使用ください。
- これを数回繰り返してください。
本体の清掃方法
本体外側の汚れは水に薄めた中性洗剤を布につけて拭き取ってください。
【注意】
※電源スイッチを切り、電源コードをコンセントよりはずして本体が冷めてから作業してください。 ※シンナー、ベンジン、クレンザーなどで清掃を行わないでください。ラミネートフィルムの見分け方はこちら⇒